「ランページを作りたいんだけれども、どうやって作ればいいのですか?」
という質問があったので、今日はランページの作り方についてお話します。
アルメリックに乗ってアルメリックのロゴを見ていると、アルメリックは世界一のサーフボードなので本当に良いサーフィンをしなければならない。と、いつもそういう気持ちにさせられます。
さて、
アップスやボトムターンの練習は、本当に良いスケートボードで基本を押さえてやれば、普通の道路で出来て1、2週間もあれば、すぐに上達をします。
ところが
●リップアクション
リップになってくると、道路でもやってやれない事はないのですが、 斜面の形状が実際の波と違うためその癖が海で出やすい。
という事が起こりがちになります。
これを防ぎ、陸上で効率的に練習して海でもそのまますぐに出来るようにするには、やはり、ランページというのが、凄く重要になってきます。
「リップの練習にはランページがベスト」
ランページでリップしまくっておけば、
海でボトムターンをして、リップが近づいてくれば自然と体が動き、リップ出来るようになります。
もちろんレールを入れたボトムターン、レールを入れたトップターンなどレールを使うということを先にやった上で、 リップを重点的にやりたいのならランページもやっていきましょう。
あのケリースレーター、カラニロブ、ロブマチャドなど、みんなランページの名人です。
自分の家にランページなどを持っていたら、あなたのサーフィン上達は約束されたようなものです。
トムカレン、アルメリックの住むサンタバーバラのように、日本全国各地域にこのランページがあれば、間違いなく日本のサーフィンレベルはもっと大きく上がります。
多少時間とお金がかかっても、作るだけの価値は充分すぎるほどあるので、ぜひ作りましょう。
※これから日本で、オリンピックにサーフィンスケートボードが入るかどうかという瀬戸際ですが、もっと若者が熱狂するようなランペイジを各地域に作り、ストレス発散場所を作ってストレス社会を防ぎ、少子高齢化を食い止める事をすることですよね。
もっと若者が育つ環境、若者が喜ぶ環境を作ることが大事です。
おじさんばかりが喜ぶ環境や政治だと、いずれ若者はそこから出ていきます。その実例が過疎化と言います。
良い例は、このアメリカサンタバーバラのボウルです。
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では、ランペイジの作り方に行きます。
ランページの作り方は意外と簡単です。
●材料は、
・1cm厚さのコンパネ、
・ツーバイフォー(2×4インチ)くらいの木材、
・金属パイプ直径5cmほど。
で作ります。
●道具は
この木材を、長めの木ネジで締め付けていくのですが、
まず
●木ネジを締めるのに ドライバードリル が必要です。
次に
●ランページの曲線をコンパネで切るのに曲線を切ることが出来る電動のこぎり。 ジグソー
が必要になります。
ランページの作り方は、文だけでは分かりにくいかと思いましたので、手書きですが書いてみました。
まず、
1.コンパネ2枚を用意します。
やはり、少し大きめのランページの方が良いかと思いますので、コンパネ2枚で作ります。
2.ランページの曲線をコンパネに書きます。
3.ジグソーで書いた曲線に沿って切ります。
これを左右と、ランページの両側を作らなければならないので、
4箇所分作ります。
合計、
コンパネは4箇所×2枚=8枚
必要になります。
4.横向きに2×4材をビス止めしていきます
買ってきた2×4木材を、
作りたいランページの幅、約2mから3mくらいの長さで切ります。
その切った木材を、
先ほど曲線に切ったコンパネの曲線に沿って横からビスで止めていきます。
間隔は30cmくらいでいいでしょう。
これを左右、
どんどん打ち付けていきます。
全部打ち終わったら、
5.ランページの骨組みの出来上がり
ランページ骨組みの出来上がりです。
手書きで書いているので、下の支えの部分だとか、コンパネの上下のつなぎの部分を書き忘れていますが、
先ほどの4.を見ながらビス止めしていくと、大体こういう形になります。
6.リップの部分
次にリップの部分。金属パイプをランページの幅に切って、
リップの部分に、ステンレスの針金か何かで、しっかりと固定させます。
コンパネは角が弱いので、これでリップ部分がより強くなります。
7.板の打ちつけ
次に、その2×4材の上面にコンパネを乗せ、横に渡した2×4材へ上からビス止めしていきます。
ここが一番楽しい作業です。
そして片側の完成になります。
8.もう一つ同じものを作ります
9.両方を真ん中で合わせ、しっかりとビス止めします
くっつけ固定したらランページの完成になり、リップの練習が思う存分出来るようになります。
ランページのコツは、また今度書きますね。
ランページでしっかりリップをして、もっと早く上達しましょう。
楽しんでくださいね(^-^)