サーフィン、もっとスピードアップしたい。
誰もがそう思い、スピードを上げるためにアップスをやろうとします。
そこで間違ったスケートボードを手に入れてしまうと荷重が違うためアップスそのものの動きがチグハグになり、それを身体が覚えてしまって実際のサーフィンで出てしまう。
それを信じて繰り返し繰り返し長い期間やっていると、こんなにやっているのにどれだけ頑張ってもまったく出来ない。
なんでなんだろう?なんでだろう?
やがてそれが、自分にはサーフィンは向いてないんだ。まったく上手くならないのは自分のせいなんだ。
サーフィンそのものがさっぱり分からなくなってしまって。。。。。
なんていう勘違いをしてしまう、、、そういう人が多いです。
でも、それは安心してほしい。
それは、あなたが原因ではなくて、本当は間違ったスケートボード選びが原因なのです。
道具なのです。
そこで、本当にちゃんとした本当のスケートボードを手に入れた人は、陸上で1週間、海で出来るようになるまでは約2週間から1カ月もあればできてしまいますが、
さらに進化してその後、アップス、ボトムターンまで出来たとします。
そうすると、面白いもんだから、とにかく走りたい。
スピードを上げまくってリップしたい。
とにかくアップスでスピード。
と走りまくります。
ところが、アップスでビュンビュンスピードは上がるようになって走っている瞬間は楽しいけれども、どうもリップにつなげることが出来ない。
スピードが上がったころには波が終わっている。
リップに垂直に上がれない。
などなど、次には次の課題が出てきます。
で、ここで冷静になって考えてみてほしいのです。
結論を先に言うと
「スピードの出し過ぎは直線的になる」
です。
そう、バイクや車と同じでスピードが上がれば上がるほど曲がりにくくなります。
で、ボトムターンせずに後ろ足を踏んで足で板を振り上げたり、板だけ上がってればいいや。
みたいなサーフィンに変化して、それが癖になっていく人もいます。(それが楽しいのであればそれでも良いのですがサーフィンという視点から見て)
速いというのは武器になるけれども、マニューバ(波の上に描いてきたライン)が薄いサーフィンが癖になると、後々、大きな課題になったりします。
その出過ぎたスピードは、どちらかというと角度の緩いボトムターンからのトップターンやフローター、エアー向きのスピードで、それを急角度で垂直にリップに上がるには、タイミングと高いスキルが必要です。
むしろ、波が大きい時などスピードが出過ぎたら、わざとスピードを落としてリップにアプローチする。とさえ言うほどスピードというのはコントロールが必要なのです。
それよりは、やはりよく言われるように縦のライン。トップからボトム。ボトムからトップ。
とボトムターンリップを繰り返す方が技術的には上、とあるように、それも真剣考えてみるといいでしょう。
もちろん、そんなに簡単にいかないからサーフィンは楽しいのですし、それが気持ちよく決まった時に快感なのです。
あなたのサーフィンがより楽しくなりますように。