太平洋側は一気に波が上がりましたね。
今朝も朝6時にはサーフポイントにはもう車が停めれない!というほど車がいっぱい。
日曜日だから人が大混雑しています。
で、ローカルでのお話しになったのですが、あそこのポイントは2人亡くなっているからね。気をつけないとね。
という話になったのですが、もう10年前になるのでしょうか?
このポイントで台風の波に入っていったサーファーが見つかったのは翌日の朝。
サーフボードだけ打ちあがり、見つかった時には足首のリーシュコードが切れていた。
ということがありました。
その時、同じ時刻に海に入っていた人は、
サーフボードが流されてしまって陸に向かって泳いでいるところを見た。
と言っていたそうです。
たしかにあそこは石が多く、海流が上下して引き込まれたりもするのでしょうが、それでもカレントというのを知らなかったのか?
焦って冷静になれなかったのか?
などなど、色々考えてはみましたが、やっぱりそれは海のこと何があるのか分かりませんから、どれだけ考えても分からないものです。
切れそうなリーシュを使ったのか、リーシュの点検を忘れたのか、そもそも泳ぐ力がないのに台風の波に入っていったのか。
それは分かりません。
どちらにせよ、あのポイントは2人も亡くなっているので何かあるのだろう。
ということです。
あなたの近くでもそういう危険なポイントというのはありませんか?
そういうポイントはとにかく慎重に慎重に。
サーフィンは命あってのサーフィンですから、それも考えて大きな波を楽しみましょう。
ノリに乗ってる時は、少々大きな波でも行けてしまうんですけれども。
必ず、緊急時はどちらに向かって泳ぐのか?
どうやって帰ってくるのか?
どういうシチュエーションが安全なポイントなのか?
精神状態をキープするには?
ということや、サーフィンする時刻と日没の時間などちゃんと考えて入りましょう。
初心者がボードを飛ばされた時、何をしてしまうかというと、
"波のないところを陸に向かって泳ごうとする"
これが大間違いで、これをやると沖に流されてやがて力尽きでやがて大変なことになります。そこが沖に流れるカレントがあるのです。
まるで吹けば飛ぶような大きな海の中のチリのように感じたり、大きな地球の中の小さな点のように感じて心底震えあがることになったり、最悪は上記のようなことになるでしょう。
サーフィンをやり込んでいてカレントというのが分かっている人は、海に入る前にもしボードが折れた時は、あそこに向かって泳ぐ。
と決めて入ります。
もちろん体力がある限り泳いでいられる泳力もあります。
で、もし万が一ボードが折れた時、飛ばされた時は、
大きな波がバンバン割れている場所に向かって、普通の人が見ると危険な場所に向かって泳ぎます。
でも、そこが一番安全な場所で、その波をくぐりながらくぐりながらやり過ごしていると、自然と波が人を陸に運んでくれて助かります。
それは見ている人も分かるもので、熟練サーファーはあれでいいと言うし、サーフィンをやらない人やまだ初心者はそっちに泳いじゃダメと言うし。
ほんとそういうものなのです。
とにかくこういう大きな波の時はカレントというのをしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。
それでは、この大波、エキサイトして楽しんでください!!
追伸)現在、私がおすすめしているスケートボードはサーフィン業界の急激な変化により注文できなくなっています。予約制となりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
購入された方は、この8月からさらに大きなトレーニングジムをオープンしたので、サーフトリップで近くに行かれた際寄ってみてください。サーフィンに必要なトレーニングやサーフィンのこと等もなんでも聞いてみてください。もの凄く大きな刺激を得ることができるでしょう。