サーフィンの醍醐味といえば、大きなのがチューブライディング。
サーフィン始めてチューブライディングを夢に見てサーフィンにのめり込む人というのはかなり多いです。
しかし、そのチューブライディングで、チューブに入った途端に上に巻き上げられてしまう人がとても多く、チューブライディングの最初の壁というのが、そこに立ちはだかります。
そのチューブライディングをうまく成功させるコツは1つ。
サーフィン初心者でチューブに入ってまだ抜けたことがない人、
まだ、チューブライディングに自信のない人には、
これがとても良いチューブライディングのコツになるのではないかと思います。
それでは、このチューブの写真を見て下さい。
あなたが、このチューブの中に入っているとします。
さて、あなたはどうしますか？ どこを見ますか？
「出口を見続ける！」
という、いつものサーフィン雑誌にはよく書いてありますが、
しかし、
「なら、チューブの出口のどこを見ますか？」
これは、体をゆすって抜けるとか抜けないとか、そういう問題じゃなく、1番大事なのが出口のどこを見るかというポイントです。
見るポイント。出口のどこを見るかがチューブの初心者には重要なんですね。
例えば真正面の出口を向いていたり、チューブのリップを見ていたりすると、
まず初心者の人は巻き上げられてしまいます。
そうではなくて、チューブに入ったときにまず見るポイントというのが、ここ。
LOOK POINTの部分。もっと下を見ても良いくらいです。
↓※画像をクリックすると大きくなります。
「チューブの出口の下の方、出口の下の方を見ることです」
そうするとサーフボードが巻き上げられずに、前へスススーッ！と進んでいって、
そして、ボッ！っとチューブを抜けられます。
これを理論的に考えてみると、
チューブの出口の下の方を見ることによって、サーフボードがそこに向かってセットされ、そのサーフボードのセットが、チューブライディングではちょうどいいわけです。
これはフロントサイドでもバックサイドでも全く同じですので、チューブに入っても、巻き上げられるのが多くて、なかなか抜けられないなら、
それを我慢してチューブの出口の下の方を、しっかり見て、そこに向かってGO!! して下さい。
チューブの中は独特であり、エキサイトする空間で、非常に美しい世界ですから、思わず自然とリップを見上げてしまいがちになりますが、
それを我慢して出口の下の方を見るようにすると、チューブが抜けられるようになります。
私は、チューブライディングのコツを見つけるまで、日本の波でもそこそこは練習にはなりましたが、
ハワイのアラモアナのテニスコートというポイントでの、チューブライディングがとても練習になり、そこで精度を上げました。
そして、それはパイプラインのスモールバックドアでも充分通用するものでした。
ハワイのローカル、ダ･フイ（DA HUI）のサニーガルシアのバックドアパイプラインですが、
まさにこれ、
バックドアのパイプラインはチューブが狭いなんていう人もいますが、そんなことはなく
おもいっきり掘れています。日本のチューブよりもはるかに広いです。
このサニーガルシアのバックドアチューブとまったく同じのまん丸のチューブでしたので、テイクオフさえ出来ればチューブライディングは簡単、バンバン抜けることができるようになります。
ただ、ちょっと流されると水深が膝くらいの深さだったり、ワイプアウトするとその岩の上をゴロゴロと体を当てながら転がっていかなければいけないので、私は3mm2mmのフルスーツでやりました。
キズと血とサメが恐くないならショートパンツ、スプリングでいいでしょう。
ノースでサメに襲われたというのは聞いたことがありませんが・・・
やはり、バックドアよりかは、グーフィーパイプラインの方が広いでしょう。レギュラースタンスだからなのかもしれませんが、こちらの方がテイクオフが難しいです。
ハワイは、チューブライディングを学ぶのにものすごくいい場所ですので、
あまり日本の波でチューブの機会がない人というのは、ハワイに行ってやってみて下さい。
