サーフィンフロントサイドボトムターン
前回お話しした1番簡単なフロントサイドのボトムターンですが、これでは腰痛になる危険性が高いので、今回は腰痛になりにくく、自然に伸びるやりやすいボトムターンをお話しします。
A.腰への負担が少ないボトムターンは、
基本フォームのままリップを見て、両膝を曲げて、レギュラースタンスなら右肩を左肩よりも下げる方法。
トム・カレンのボトムターンの両肩の位置を一時停止して見てもらえれば、よく分かりますが、
必ず、ほとんど右肩が、左肩より下がっています。
1.まず、基本フォームのままボトムに降りていきます。
2.そして、行きたい場所、当てたいリップを見て右肩を左肩より下げます。
陸側から見ると、
1.基本フォームのままボトムに降りて、向こうの柱側にリップのある状態
2.行きたい場所、当てたいリップを見ながら右肩を下げる
体重移動とも言えますが、体重移動だけではなかなかボトムターンが伝わりにくいためフォームから見たお話しをしています。
フロントボトムターンのコツは、
「右肩を左肩より下げる」
という事です。
すると、気持ち良いくらいボトムターンが伸び出します。
右手で水面を触ると表現する 人もいますが、あまりに前足荷重で水面を触っても、体重が前に乗りすぎていると、やはりレールが引っかかってしまい失速します。
しかし
前足体重でも、右肩を左肩より下げるようにすると、いいバランスの荷重配分に自然となって、スピードあるボトムターンになります。
しかし、このボトムターンは綺麗な反面、慣れてきて適当にやろうと、膝をしっかり曲げないでやると、
リップをする時に、体が伸びてしまう現象が起こります、
ですので、膝をしっかり曲げたまま、トップに上がっていってアクションしましょう。
B.伸ばすボトムターン
これも、同じ体のアクションですが、見る場所が違います。
「ずっと先の行きたい場所を見て、右肩を下げる」
すると自然と伸びるボトムターンになります。
基本フォームのままボトムに降りていくのは同じです。
そして、
先の行きたい場所を見て、右肩を下げる
もっと伸ばしたければ、もっと先の行きたいところを見て右肩を下げます。 これが、ケリースレーターの5フィンアルメリック セミプロ12、や MTFでこれをやると、たまらないくらいボトムターンがグングン伸びまくってくれます。
トム・カレンを見ていると、おおよそのシルエットは両肩が同じ高さか、必ず右肩が下がっているのですが、
私がDVDを見て、いつも例外だなと思うのは、ロブ・マチャドと、ミック・ファニング。
この2人に限っては右肩の方が常に高い状態でボトムターンを行なっている。
つまり、もっと前足荷重のままボトムターンを完結しています。
それが出来るとすれば、前足を少し後ろにズラしているのか、それとも、両膝を曲げるだけのボトムターンか。
と考えることが出来るかもしれません。
なぜならば、基本フォームのように前足荷重にすれば、必ず左肩が下がり、右肩が上がるように人間の体は作られているのですから。
世界のトップWCTプロサーファーのボトムターンを知りたい人は、さらにこのDVDをチェックしておくことをおすすめします。
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